経営コラム - 2022-05-11

2022年GWの経済効果のお話

最大10連休と言われていた2022年のゴールデンウィーク、いかが過ごされましたでしょうか?

行動制限のないGWは2019年以来という事もあり、ゆっくり羽を伸ばされた方も多かったのではないかと思います。

私も約2年ぶりに地元に帰省をしました。私の地元は、二刀流メジャーリーガーの大谷翔平選手や、令和の怪物・佐々木朗希選手を生んだ県なので、フィーバーが起こっているのでは?と思っていたのですが、そんな雰囲気もなく、それが県民性なのかなと感じました。

 

今年のGWは、関西大学宮本名誉教授が、「2022年ゴールデンウィークの国内旅行の経済効果は昨年度の約1.8倍で、 久しぶりに1兆円の大台を超えることになる」と述べていたように、高速道路の交通量は昨年比で136%、鉄道も昨年同期比200%超えとなりました。

 

また、株式会社マクロミルの消費者定点観測データによると、GW前半(4/29~5/5)の個人消費金額は平均19,125円で、GW前半の個人消費金額は3年ぶりに19,000円台に回復、昨年と比べ約3,000円高い結果となりました。また、「国内旅行」に行った人の割合は前年の約2倍になりました

 

とは言うものの、宮本名誉教授が「ピークであった2019年の1兆8,618億円と比べると約64%でしかない。観光・旅行業界はこれからの日本経済を支える重要な産業の一つである。今後は、新型コロナを乗り越えて、日本の観光・旅行業界が益々発展していくことを期待している」と述べていたように、高速道路の交通量は2019年比では77%、鉄道も2018年比で80%程度と、本格的な回復はまだまだこれからといったところなのかもしれません。

 

宮本名誉教授はいろいろな経済効果の試算をされており、一例では

・2021年の大谷翔平選手のMVP獲得による日米両国における経済効果は252億円

・2021年のオリックスの優勝による関西地域における経済効果は209億円  ・・・等々。

 

ちなみに、福岡ソフトバンクホークスの優勝による経済効果は、福岡県の試算で

 2020年:274億円

 2019年:283億円

 2018年:339億円

 2017年:404億円

との事です。

2022年、ぜひ優勝して大きな経済効果を生んでくれることを期待したいものです。

 

川庄会計グループ 川庄公認会計士事務所 植木

 


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