中小企業において、月60時間超の時間外労働の割増賃金が引き上げになります。
2023年3月31日までは
月60時間超の残業割増賃金率は、大企業は50%、中小企業は25%ですが、
2023年4月1日から
月60時間超の残業割増賃金率が大企業、中小企業ともに50%となります。
※中小企業の割増賃金率を引き上げ
2023年4月1日以降、月60時間を超える時間外労働については50%以上の率で計算した割増賃金を、
さらに月60時間を超える時間外労働が深夜(午後10時から午前5時)の時間帯に及んだ場合は、
深夜労働に対する割増賃金率25%を加えた75%以上の割増賃金を支払う必要があります。
○代替休暇制度
労働者の健康確保等を図る観点から、月60時間を超える時間外労働を行った労働者に対し、
割増賃金を支給する代わりに有給の休暇を付与することが可能です。
※代替休暇制度を導入するには労使間の同意が必要です。
○就業規則の変更
割増賃金率の引き上げに合わせて就業規則の変更が必要となる場合があります。
今回の改正は月60時間を超える時間外労働がない企業においては、実質的に影響はありません。
長時間労働は離職の大きな原因にもなるため、
長時間労働の傾向がある企業ではその対策を進めることが重要です。
川庄会計グループ 川庄公認会計士事務所 大薗
経営コラム 2023-12-01
令和5年分確定申告より、マイナポータルとe-Taxを連携することにより、 ・給与所得の源泉徴収票 ・国民年金基金掛金 ・iDeCo ...
節税対策 2023-11-24
昨日はとても暑く、夏が舞い戻って来たかと思いました。そんな中、「かすが自転車さんぽ2023」に参加してきました。参加したと言っても、各々自由 ...
経営コラム 2023-11-17
税務上、得意先等への接待で飲食等を行った際の費用が、1人当たり5,000円以下である場合には、交際費等から除くことができます。 なおこの場 ...
節税対策 2023-11-06
法人が個人やフリーランスの方に下請け業務を依頼して支払いを行う場合、外注か又は給与のどちらに該当するか迷うケースがあると思います。 &n ...
人事労務コラム 2023-10-27
そろそろ年末調整の時期になりました。 令和5年の変更点について書きます。 今年は主に3つの変更点があります。 &nbs ...