Posted by | 川庄 康夫 Yasuo Kawasho |
3. 国家破綻は?
日経新聞の広告欄にものっていた、浅井隆著の3冊「国家破産を生き残る為の12の黄金秘策」上・下、「株と不動産はあと2年でやめなさい」を購入して読んでみました。
これらの本を要約すると、日本は3年から5年で国家破産するので株と不動産は2年以内に売却し海外の銀行口座または浅井隆さんがすすめるファンドに投資しなさい、というものでした。
さらに浅井隆さんのアドバイスがうけられる「ロイヤル資産クラブ」に加入しなさい、といった少し威しのようなことも書いてありました。このクラブに入会したら33.4%の年平均利回りのファンド情報を教えますとも書いてありました。
読んでいるときはなるほどと思えないこともあるのですが。もう一度、と詳しく読んでみると、「財産の保管は貸し金庫はダメで自宅に750キロ以上の金庫で保管しなさい。国家に貸し金庫は没収されます。ロシアはそうしました。」と書かれています。しかし、ここは日本であって、ロシアではありません。我国で起こりうるリスクは、財産の没収よりもハイパーインフレーションの方ではないかと思います。
それに対するリスクヘッジとしては海外銀行口座、金、プラチナなどの貴金属ですが、生活の糧に充当すること念頭入れると、メイプル・クルーガー金貨等を少し多めに保有することも考える必要があります。合わせて国際優良株式を保有することも選択肢の一つでしょう。
前々回のジャーナルにも書きましたが、海外銀行口座、海外投資、海外不動産等の合計額が12月31日現在で5000万円を超過している場合は、翌年の3月15日までに申告する義務が発生しました。資産をどのような形で保有するかについては、いろいろと総合的に判断することをお勧めします。
川庄会計グループ 代表 公認会計士 川庄 康夫
Posted by Yasuo Kawasho
代表取締役 川庄 康夫
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